音楽地獄

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忘れられない自画像の話


作家の祈りとか執念とか愛情とかって、筆に宿って作品に残って行くんじゃないかと思う。

二ヶ月前に訪れた展覧会の話をします。
東京藝術大学で開催されていた展覧会。
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劉錦堂 (1895-1937)

影が暗い。全体的に暗い。暗いのに温かさを感じた。眼差しが、深くて温かい。

制作年は1921年。生年月日から逆算するに27歳頃の絵だと思う。
劉錦堂という人物について、日本に美術を学びに来た台湾からの留学生であるということ、それ以外は何も知らなかったけれど、涙が溢れてきました。

作品目録を見る限りでは、おそらく自画像は年齢順に掲載されているんだと思う(彼の他に十数人の自画像が飾られていて、彼が一番年長者だった)。偶然なのかもしれないけど展覧会の一番最初の絵で心を掴まれてしまった。