音楽地獄

音楽に関係ありそうなことと、音楽に関係なさそうなことについて書きます。コメント欄が今のデザインだと小さくて分かりづらいですがブログ下部にあります。

【日記】わたしの閾値、揚げにんにくの閾値

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バイト先であるカレー屋で時々”仕込み”の過程のお手伝いをさせてもらいます。

小麦粉を大量に炒めたり、にんにくを大量に揚げたり、大量に揚げたそのにんにくをすりおろしたり。

(余談ですが私はパックマンとかブロック崩しだとかのゲームがめっちゃ好きで、この手の単調な作業も大好きです。あと大量の皿洗いも大好き。単発バイトで居酒屋や寿司屋の洗い場に入れる時は非常に燃えるので、自分の適職は皿洗い人だと思います)。

 

そうやって何度か大量の食材の仕込みをしていて面白いなあと思う事があったので、それを忘れないうちに書いておきます。というのも、モノって急に変化する場合があるんだなぁと、 食材たち、最初はひたすら火にかけたり、すりつぶしたりしていても、なかなか変化が訪れないんです。それでそのままずっと「何も変化が無いままだな〜〜」と思っても、多くの場合ある地点で急激に変化が始まるんです。

あれ〜全然変わらないな〜と思っても、急に食材の色や形状が変わる境目?のタイミングがあり・・・ん〜、これは閾値って言っていいのかな。とにかくそのタイミングがやってくると、目に見えて変化が訪れて楽しくなる。火を扱う類のときには、焦がさないようにと慌て出すタイミングでもあります。

私はそもそもあまりマメに料理をする方ではないので、こういう体験をする事が、今までほとんどありませんでした。だから食材の変化に慣れていないというのもあるし、もし仮に作ったとしても1人分なので、なかなか大量に食材に手を加えるっていう経験が少ない。今まででなかった面白い体験でした。

 

そして勝手に話をつなげていいものなのか分からないのですけれど(と断りを入れておきます)、この「なんかよくわからんが突然すごく変化し始めるポイントがあるぞ」っていう現象は、練習や稽古とも似てるのかもなあと思ったりしてます。つまり、いつ花開くかは、わからないけれど、正しく続けていけば変わるタイミングがある、のかもしれない。

私はけっこー自分の手ですり鉢により潰され姿が変わっていくにんにくを見ながら、ああそういえば”仕込み”ってこういう事なんだろうな、って勝手に成長曲線の縮図のように感じていたのでした。

 

最近、今まで触れてこなかったジャズピアノを始めたり、ラテンの曲を仕込んだり、その過程で自分の"できなさ"に途方にくれたりしてるんですが、楽器に向き合ってると、先生の言葉とともに、この楽しく単調な食材の仕込みの時間の事を思い出します。そのうち訪れるであろう”昨日よりぐっと楽しく弾けるようになった”瞬間をはやくつかみたい。正しく続けていくと変化ポイントがあるという気づきを得た、ささやかな、しかし一つの確実な体験でもあり、にんにくや小麦粉に教わった気がします。 

 

 

ちなみに、そんなアルバイトの雑念が籠った仕込みによるカレーはこちらです。美味しいのでぜひ食べにきてください。 

tabelog.com