THE WAVE 感想
実話を元にした映画なんだって。ビビるわ〜〜〜。
高校の歴史の授業で実際に行われた実験で、それを元にストーリーが作られてます。
最初は「ナチス政権」「ファシズム」を否定していた生徒たち。だが、先生が提案した”実験”により、気づかないうちに自分たちもファシズムに取り込まれていき…というストーリー。
まあ、その、あらすじは、各サイトとか調べてみてください(雑)
この作品を観ると、多かれ少なかれ「ファシズムに無意識に飲み込まれる恐怖」を感じると思う。2時間ほどののストーリーにのめり込んでいくうちに、生徒たちや教師の気持ちの動きが見えてくる。他人事だと思っていた出来事を、映画というメディアを通して「体験」できてしまうという。
展開もスピーディだし、飽きずにのめり込めるような作りになってる。
映画の中でね、実験が進むにつれてどんどん問題が生じていくんですよ。生徒たちの「信仰」は加速していき、しまいには校外で暴力行為までエスカレートしていったり。でもその反面、クラスメイトたちの交流が深まったり、明らかにプラスの面も出てくる。単純に「ファジズムだめ」「洗脳よくない」というだけの描き方じゃないんです。功罪どちらも分かりやすく描写されてる。良い部分があるからこそ、判断が鈍るんだな〜とも思った。
だからこそ「うわ〜これ実際に自分もこの中にいたら取り込まれるわ〜」って思った。もしかしたらもうすでに・・・ いや〜怖〜〜っ!まじ怖い!怖〜〜!!
私はこの映画を観てから、「洗脳」「ファシズム」だとか、そういった物事への考え方が変わりました。 いつでも起こりうることなんだな、と。
「いや、俺はそんなん騙されない」って思った人も!!是非この映画観てみてほしい!!
おすすめです。